Uビル3Fリフォーム01
共同住宅のリフォーム工事が着工になりました。
今回の物件は、昨年暮れに、外壁の改修工事をさせて頂いたビルの3階賃貸部分の3世帯です。
こちらは、築30年と古く、さらには今までは、風呂がない賃貸物件でした。
そんな状況のもと、お施主様から、水廻り中心のリフォーム工事を、とのご相談を受けました。
駅近の物件(徒歩1分)で、外装はリフォーム済みですから、風呂なしで空室にしておくのは、
確かにもったいない!
と、今回のリフォーム工事のお話が始まりました。
現状では、3世帯のうち1部屋(303号)は、入居者様がいますので、空室の2部屋(301、302号)を先行して
工事します。
301号に関しては、工事中から入居募集をかけます。
その後、仕上がった1部屋(302号)に303号の入居者様に移動して頂き、残りの1部屋(303号)を工事する
というスケジュールです。
新しい入居募集があるので、今回の工事には、何よりもスピードが要求されます。
突貫工事の場合は、スケジュール管理と、仕事の順番等の段取りが重要になってきます。
各協力業者との打ち合わせ、電気、水道等の設備関係の関係官庁への打ち合せ・申請等を済ませ
いよいよ解体工事にかかります。
◆301号水廻り(着工前)
◆301号便所(着工前)
◆302号水廻り(着工前)
◆302号便所(着工前)
Uビル3Fリフォーム02
解体工事が完了しました。
事前の現調では、目視できる範囲で、現在、残っている図面と照らし合わせながら
打ち合せを進めてきましたが、解体が完了し、既存の配管・配線・ダクト等の状態、経路等が、
はっきりしたので、再度、確認を兼ねて、納まり、段取り等を練り直します。
これから、急ピッチで工事を進めていきます!
Uビル3Fリフォーム03
木工事がすすんできました。
今回はとにかく工期がないので、なるべく各業者を同時に作業させたいのですが、
なんせ、水廻りだけのリフォームです。
しゃがむと、職人同士のお尻がぶつかるくらい、作業スペースが限られてます。
ですから、2部屋を交代制にして、各設備配管・配線工事も同時にすすめました。
お風呂は、お施主様のご希望で、ユニットバスではなく、シャワーユニットをチョイスしました。
そのシャワーユニットの納期から逆算して、各業者の準備をすすめていきます。
Uビル3Fリフォーム04
シャワーユニットの施工が完了しました。
◆301号室
玄関を入ってすぐの水廻りスペースの突き当りにセットしました。
シャワーユニット入口の右側の袖壁部分にはミニキッチンがセットされます。
既存の窓が生かされているので、ワンルームタイプの物件にありがちな、
暗く、淀みがちな水廻りスペースとは違い、非常に明るく、通風の良い空間になりました。
◆302号室
こちらの世帯も水廻りスペースの突き当りにセットしています。
こちらは、リフォームによる間取り変更上、どうしても既存の窓が塞がれてしまい、
とても暗い、淀んだ空間になってしまうので、シャワーユニット内になる既存の窓を最大限に生かし、
シャワーユニットの入口折り戸から漏れる光と、さらには、居室との間仕切りに取り付く木製建具も、
ガラス入りのデザインにして、それら両方からの光を取り込むことで、空間の明るさを確保しました。
シャワー内部は、既存の窓を生かしているので、非常に明るい空間になっています。
これで、シャワーユニットに絡んで残っていた部分の木工事も完了に向けて仕上げていきます。
Uビル3Fリフォーム05
ミニキッチンがセットされました。
今回、使用したミニキッチンはHousetec製のW900㎜、電気コンロ仕様です。
1口コンロでコンパクトな割には、かなり使えるヤツです。
実は、私が若かりし頃に住んでいたアパートのキッチンも、W900のミニキッチンでした。
私の場合は、お湯を沸かす専門でしたが。。。
さてさて、次の工程のクロス工事も乗り込んできました。
パテで下地処理をした後、ビニルクロスを貼っていきます。
古かった水廻りの空間が、真っ白いシンプルな空間になり、息を吹き返してきた感があります!